肩甲骨は翼の痕、とは何の言葉だっただろう。大切な人の背中を見て、あまりの愛しさに天使を思ったに違いない。その気持ちが少しわかる。
いまだ薄く残る背中のそれは、痛々しいけどきっと彼の誇りだから。存在そのものが愛おしい彼の大事な一部だから。
だから俺は祈りを込めて、その傷痕にキスをする。
肩甲骨は翼の痕、とは何の言葉だっただろう。大切な人の背中を見て、あまりの愛しさに天使を思ったに違いない。その気持ちが少しわかる。
いまだ薄く残る背中のそれは、痛々しいけどきっと彼の誇りだから。存在そのものが愛おしい彼の大事な一部だから。
だから俺は祈りを込めて、その傷痕にキスをする。