SK∞    viziare
        淡い色をした頭がカウンター席で揺れている。 時折かくん、と船を漕いでいたそいつは、ついに指通りの良さそうな髪をカウンターに流れさせた。突っ伏したのだ。グラスを磨いていた手を止め、席の方を覗き込む。「寝ちまったか?」 カウンターごしに手を伸ばし、頭のすぐ横に置かれたシャンパングラスをずらしてやる。少しだけ残った液体が揺れる。「……ん、」 俺の動きに気付いたのだろう、テーブルに額を預けていた顔が上がる。酒に赤く染まった顔...      
                        
    
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