スケボー考-競技とストリート文化とレラ-

Because I Love you!を書くにあたって私の中で
■プロ=ビデオパートやコンテストなどでスポンサーを獲得し、主にその収入で生活できてる人、SLSなど独自団体のリーグや企業主催の大コンテストなどに参加し結果を出してる人
■競技選手=世界選手権・五輪などの国際大会を目標としていたり部活やメジャーな機構(野球で言うリトルリーグくらいの)でやってる人、他競技の雰囲気に近い
くらいの差をつけて定義してました。
兼ねる事もあって、作中のミヤは兼ねつつ後者寄りで、競技世界は割と堅苦しい感覚。

ストリート文化って仲間と技を競い合うのが楽しくて、秩序だった世界への反骨精神的なのなら成り立った世界で(エスケーエイトもルール無用だからシナリオ成り立ってるし)だからストリート文化であることとクリーンな世界で認められた競技になることは相反する気がしてて。本質はストリートに存在するって認識のスケーターも多分多そうじゃないですか。ストリートを模した競技場で競技するんじゃなくて実際のストリートで最高のトリックをキメるスケーターの方がかっこいい認識の(なんとなく調べた雑感)
そんな風にレラの本業は(今回の私定義の)プロではあっても競技選手でなくストリートスケーターであって欲しくて。

なんだけど実際お台場でやってるの、堅苦しくないというか挑戦を尊ぶやべえかっけーが先にくる、ストリート文化の精神みたいなものが想定より残ってたので、前提が覆されたというか、レラだってこういうとこ出る選手でもい〜んじゃないの?ってなってきまして。ストリートスケーターと競技選手両立できるならそれもアリかなーくらいの。

それでもこの先日本でスケートが認められたとしても「競技として」であってストリート文化の許容ではない。
日本の道路状況とか精神性的には公道でのスケートはアメリカ以上に迷惑行為でしかないから、ストリート文化のスケートと日本って相性が悪いんだと思うんですよね。
クリーンなイメージを要求される選手でありながらストリートで迷惑行為をすることはできない。
それこそhrgmくんLAですし、レラも日本代表選手をしつつストリートスケーター環境を両立するなら海外拠点になるしかない…(ラはどこの国籍になれるのかわからんしカナダの環境は知らん)

あたりでごろごろしてるところです。